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アニメ【魔道祖師】用語・補足説明その3<前塵編第三話>

アニメ魔道祖師

用語・補足説明

アニメ『魔道祖師』のエピソードごとに
人物紹介・用語説明・補足説明などを
小説等より引用して記載しています。
 

【魔道祖師】

前塵編<第三話>出逢い

 

玄正18年 <姑蘇 雲深不知処>

藍氏の仙府(せんふ)雲深不知処は、姑蘇の町外れにある山奥に位置している。

 

仙府・・各仙門の拠点

 

金子軒(ジン・ズーシュエン) 蘭陵金氏(らんりょうジンし)

蘭陵金氏宗主金光善(ジン・グアンシャン)の長男。

江澄の姉の婚約者。

莫玄羽の異母兄。

 

聶懐桑(ニエ・ホワイサン) 清河聶氏(せいがニエし)

清河聶氏宗主聶明玦(ニエ・ミンジュエ)の弟。兄は弟の教育に対して非常に厳しい。

姑蘇に来るのは3回目。

 

各世家の公子たちは雲深不知処へ学びに来る。

魏無羨は公子ではないが、雲夢江氏宗主の旧友の息子で、幼少期に両親を失った彼は養子として迎え入れられ、江氏の一番弟子として息子同然の待遇で育てられたため、参加している。
 
公子(こうし)・・世家の名家の子息への敬称。
 
藍家は卯の刻(5時から7時)に起床、亥の刻(21時から23時)に就寝。
魏無羨は巳の刻(9時から11時)に起き、丑の刻(午前1時から3時)に寝る。
 
藍忘機「夜戻った者は辰の刻まで戻れない」
辰の刻は午前7時から9時。
 

藍啓仁(ランチーレン) 姑蘇藍氏

藍曦臣藍忘機の叔父。藍宗主青蘅君の弟。

世家の間で、「古臭い」「頑固」「多くの優秀な仙師を育ててきた名師」という三つの特徴で知られていた。

学問を教える技術で名を馳せていたため、各名家はこぞって15~16歳の公子たちを雲深不知処世へ送り込み学ばせた。

 

蘭室(らんしつ)には背筋をすっと伸ばして正座している白衣の少年がいた。長い髪に、額には抹額を結んでいる。まるで氷の冷気を纏っているかのように、彼は冷たい目で少年たちを見渡した。

皆は口を固く閉じ、各々好きな席に座る。だが、藍忘機の周りの文机だけは誰も座らなかった。魏無羨は隣の藍忘機の横顔を見て驚愕する。

魏無羨「(こんなつまらない内容だっていうのに、そこまで真面目に聞けるなんて!)」

 

「『妖魔鬼怪』とは?」

魏無羨「妖は人間以外の生き者が化けたもの   

魔は生者が化けたもの

鬼は死者が化けたもの

怪は人間以外の死者が化けたもの」

 
「第四の道」
魏無羨「凶悪な執念を消すのは難しい。霊気も怨念も全て人間が生み出したもので同じ『気』なのだから、殺された100人の怨念と邪祟となった首切り人とを戦わせればいい。霊力は体に溜め込んで人間のために使われているのに、なぜ怨念はダメなんだ?」
藍啓仁「ではその怨念たちが意のままに動き、他人を害さないとどうやって保証出来るんだ?」
聶懐桑「僕みたいに霊力が少なくて才能もさっぱりな人間は、あと何年頑張らないといけないのか・・怨念がそのまま利用出来るのなら最高ですね!」
 
藍忘機がこちらを見ていたが、声をかけると無視される。
魏無羨「相手が美人ならつれないのもわかるけどさぁ」
だが少し考えて、藍忘機は紛れもなく美しい容姿だったことを思い出した。
 
雅正集(がせいしゅう)・・藍家の家訓集で非常に分厚い本。上義(じょうぎ)編と礼則編で全体の八割を占めている。
 
魏無羨「俺は藍家の人間でもないし、これから藍家に婿入りするつもりもないのに、そんなもの書き写してどうするっていうんだ?」
 
【試験当日】
答えが書かれた紙切れがあちらこちらに飛び交った結果藍忘機に捕まり、魏無羨は蔵書閣(ぞうしょかく)にて藍忘機見張りの中、一か月の謹慎処分、外出禁止となる。
 
魏無羨は遊びを見つけるのが得意で、どんな状況下でも楽しめるのが長所。ここに遊べるものが何もないなら、もう藍忘機で遊ぶしかないだろう。
 
禁言術(きんげんじゅつ)・・口を閉じさせ喋れないようにする仙術。藍家が間違いを犯した門弟を懲罰するためのもので、藍家の者しか解き方がわからない。抵抗せず大人しくしていれば自然と術は解ける。
 
【魏無羨の描いた絵】
犬(ワン)+鶏(ジー) ・・ 犬と鶏の鳴き声で 忘機
 
【謹慎最終日】
喉元過ぎれば熱さを忘れる魏無羨は毎日禁言され続け、ついに一か月が経つ。
最終日、なぜか魏無羨がいつもと違って見えた。いつもは剣をあちこち適当に置いていたのに、今日はちゃんと文机の横に置いたのだ。そして今までずっと藍忘機にちょっかいを出してきたのに大人しすぎて逆に怪しい。藍忘機が無意識に度々目を向けていると、魏無羨が一枚の絵を見せる。
魏無羨藍忘機がこれまでのようにすぐ視線を外さなかったことに、にやりと口角を上げる。
 
魏無羨が『藍安辞賦集』とすり替えた春画は、藍忘機の霊力で粉々となる。魏無羨は彼の怒りに火をつけ、証拠隠滅に成功したらしい。ほっと胸を撫で下ろして、わざとらしく残念そうに「もったいない!」と声をあげる。
 
「失せろ!!」
藍忘機が誰かに言ったのは初めてだろう。
魏無羨「俺があいつにその初めてを与えてやったんだ。藍公子がいくら素晴らしい教養を持ち、高潔な人格だと世間から称賛されようが、俺の前ではそんな仮面を被ったって無駄だってことだ」
江澄「調子に乗るな!江家の顔に泥を塗りやがって!」
聶懐桑春画図のことなら気にしないでください!またいくらでも貸しますから」
 
<故蘇 彩衣鎮(さいいちん) 碧霊湖(へきれいこ)
異変が起こる。彩衣鎮は雲深不知処から二十里(約80km)ほど離れた場所。
 
水鬼・・水中の幽霊。船幽霊。
 
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