アニメ魔道祖師
<前塵編第十二話~第十五話>
用語・補足説明
【魔道祖師】
前塵編<第十二話>温家の姉弟
温氏は雲夢江氏生き残り三人を殺すように命令を下した。
江厭離を探しに眉山虞氏の方角へ歩き出す二人。魏無羨は普段から服のあちこちに小銭を少し入れる習慣があったので、お金には困らなかった。
藍忘機「世を守るために、誰かが立ち上がらねば」
藍啓仁「世が乱れれば安息はなし。各仙門が力を合わせて乗り切るべき」
江厭離は故蘇藍氏が東へ避難させていた。
食べ物を買っている間に江澄がいなくなっていた。
魏無羨「きっと蓮花塢に遺体を盗みに戻ったんだ!」
魏無羨「(なんで江澄に追いつけなかったんだ?俺は饅頭を食べて全力で走ったのに!あいつは俺より疲れていて衝撃も大きい。あいつ、本当に蓮花塢に戻ったんだろうか・・?)」
温情(ウェン・チン)
温寧の姉で岐山温氏の名医。
抱山散人(ほうざんさんじん)
魏無羨の母親蔵色散人の師。噂では既に何百年も生きている仙師で、死者を生き返らせ、骨に血肉を再生させられるという。
前塵編<第十三話>死地へ
江澄を夷陵の山へと送り出すと温晁らに捕まる。
王霊嬌「早くこいつの手を切落してください」
温晁「いやいや手を斬って血を流し過ぎたらすぐ死んじまって面白くないだろう。」
魏無羨「残忍であればあるほどいい。俺が死んだら絶対に悪霊に化けて岐山温氏を呪ってやる!」
【温晁、魏無羨を乱葬崗に突き落とす】
名門世家の血を引く者の多くは、生まれた直後から一族の教育と法器の影響を受け、また成長していく過程で数えきれないほどの安魂礼を受けるため、死後に悪霊となる可能性は極めて低い。
だが魏無羨は家僕の子であるため悪霊となる可能性がある。特に生前受けた苦痛がより大きく、死にざまがより残酷であればあるほど、死後に化けた悪霊は一層凶悪残忍で手強くなる。温晁は悪霊と化していつまでもつきまとわれるのは避けたいと思った。
魏無羨「(死んだら死んだで悪くはない、三割の確率で悪霊に化けて復讐も出来るしな!)」
【乱葬崗】
夷陵にある乱葬崗はかつて戦場だった場所。屍で出来た山で、至る所に死体が埋まっている。今でも身元不明の死体はここに捨てられるような場所である。邪鬼が強く怨念も強いため、仙門でも手に負えない。生きている人間が足を踏み入れれば体も魂も二度と戻らず、永遠に出てはこられない。
玄正20年(過去)
温氏討伐、射日へ向けて
前塵編<第十四話>闇に響く笛の音
【射日の征戦】
四大世家、同盟を結ぶ。
温若寒「とるに足らぬ、身の程知らず」
蘭陵金氏は二股豪薬(ふたまたごうやく)(その時に合わせて意見をころころ変える)、形勢不利ともなればまた温家にしがみついて泣き喚くだろう。
清河聶氏は宗主が血気盛んすぎる故に折れやすく、そう長くはもたない。いずれ仲間の手で殺されるだろう。
姑蘇藍氏は雲深不知所を焼かれて一敗地にまみれた。藍曦臣が蔵書閣の書物を持って戻り、宗主を継いだとてただの若輩者、大事を背負えるはずがない。
もっとも笑わせるのは雲夢江氏だ。一門皆殺しにされ、江澄たった一人、クソガキが手下もいないくせに宗主を名乗って旗を掲げて討伐に参加している。
当初温家側に立つすべての人々は皆笑い話としか思っていなかった。
孟瑶(モン・ヤオ) のち 金光瑤(ジン・グアンヤオ)
号 斂芳尊(れんほうそん) 愛称 阿瑤(アーヤオ)
孟は母方の姓。
【三か月後、戦況は予想外の筋書きへ】
温氏は河間(かかん)、雲夢を含む多くの要地を取り返され、宗主の長男温旭(ウェン・シュー)まで首をはねられた。
邪を招く符・・計四筆つけ足されていて、人の血で描かれている。観察寮の呪符は全て書き換えられていて、筆鋒は同一人物のもの。
【崇陽 江氏拠点が温氏に見つかる】
前塵編<第十五話>老祖誕生
笛音に屍が温氏を襲う。
藍忘儀「魏嬰。邪道を修練すれば間違いなくその代償を払うことになる。古往今来、誰一人として例外はない。」
魏無羨「それなら払ってやるさ」
藍忘儀「その道は体を傷つけ、心をも傷つける」
魏無羨「体が傷つくかどうか、傷ついたとしてどのくらいかは俺自身が一番よくわかってるよ。心の話なら、俺の心は俺が決めるし、それも自分で把握してる。」
藍忘儀「君の制御が及ばないこともある」
魏無羨「俺なら絶対に出来る」
魏無羨「俺の心の在りようなんて誰にわかる?それに他人に一体何の関係があるんだ?」
藍忘儀は一瞬言葉を失い、そして怒りをあらわにした。
藍忘儀「・・魏無羨!」
藍忘儀「私と一緒に故蘇へ帰ろう」
乱葬崗へ突き落とされてから、3か月が経っていた。その間魏無羨は乱葬崗の洞窟で「謎の偉人が残した謎の秘伝書を読んだらこんなふうになっていた」という。
魏無羨は温氏討伐に向けて屠戮玄武の洞窟で見つけた怨念の強い剣を精鋭し、『陰虎符』を作り出す。
岐山で温氏に取り上げられた剣を取り戻す。
地上の「太陽」は沈んでいく。
16年後(現在) <雲深不知処>
魏無羨は静室に連れて来られていた。彼は知らないが、静室は誰にも出入りを許したことのない藍忘儀の書斎と寝室である。そのため食事だと呼びにきた門弟二人は扉を開けることも出来ず、外から声をかける。
【斂芳尊(れんほうそん)金光瑤(ジン・グアンヤオ)】
蘭陵金氏の現宗主。金光善が唯一認めた庶子(正室ではない女性から生まれた子)で、金子軒の異母弟、莫玄羽の異母兄である。
金光瑤と藍曦臣そして聶明玦の三人は義兄弟の契りを結んだ間柄<三尊(さんそん)>。
百鳳山(ひゃくほうさん)の狩場・・三大有名狩場の一つで、多くの仙師たちが邪祟や妖獣を決まった時間内に争奪する巻狩という盛事が開催される場所。
冥室(めいしつ)・・壁は特殊な材料で作られ、呪文が彫られている櫓(やぐら)。藍家が招魂の儀式を行うための建物。
【雲深不知処のウサギ】
藍景儀「この子たちは含光君が飼っているものだ!」
過去 【魏無羨から兎をもらった藍忘儀】
雲深不知処で生き物を飼うのは規則に反する。
藍曦臣 「叔父上には決してお前にその子たちを贈ったのが誰かは伝えてはいけないよ。」
藍曦臣「名前はなんというんだ?」
藍忘儀は首を横にふる。
藍曦臣「この前、お前がこの子たちを呼んでいるのを聞いたよ。とてもいい名前だった」
藍忘儀「・・・」
ウサギは両方とも雄で、一羽はのんびりと床に伏せたままちっとも動こうとしない。もう一羽は片時も休まずぴょんぴょん飛んだり跳ねたり落ち着きがない。
二羽はいつも一緒。
エンディングのあと
「宗主、行路嶺で異変が」