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アニメ【魔道祖師】用語・補足説明その19<羨雲編第四話>

アニメ魔道祖師

用語・補足説明

アニメ『魔道祖師』のエピソードごとに
人物紹介・用語説明・補足説明などを
小説等より引用して記載しています。
 

【魔道祖師】

羨雲編<第四話>忘れ形見

 

迷いの陣・・方向感覚を惑わす結界。人為的なもの。

 

仙子は藍忘機が怖いので、魏無羨の服の裾を咥えて彼を引っ張る。 仙子が魏無羨を引きずり、魏無羨藍忘機を引きずって石堂の後ろ側に辿り着く。 犬も中に入りたいようだが、何かの力に阻まれて、石堂の防御を破れないようだ。

 

迷いの陣は仙子が破ったのだろう。金凌はどうやら石堂を壊して中へ入ったようだ。

問霊の琴語により壁の中から見つかった金凌の足には、悪詛痕(あくそこん)が広がっている。もし『鬼腕』に遭遇していたならば、莫家の時のように血肉と精気が全て吸い取られていただろう。

 

悪詛痕・・邪祟が獲物の体につける印。何かとてつもなく邪気に満ちたものに触れたことを意味する。邪祟は印を追って必ず獲物を探し出し、命を奪う可能性もある。

 

金凌につけられた悪詛痕は非常に厄介で、消すことは出来なかった。魏無羨金凌から自分の体に悪詛痕をうつす。

 

仙子が何かに向かって吠えている。

魏無羨「きっと石堂と関係がある。行路嶺で噂を流し、迷いの陣を張り、石室を作り刀を納めた奴だ。」

藍忘機が追う。

 

過去 <琅琊戦場>

射日の征戦中盤に、雲夢江氏は琅琊一体に赴き、蘭陵金氏に加勢したことがあった。人手不足のため、江厭離も戦場に出て食事作りを手伝った。彼女は弟二人に特別に汁物を作ってやっていた。そしてその汁物を、当時共に琅琊にいた金子軒にも、見つからないようにこっそり届けていた。金子軒はその汁物を非常に気に入って感謝していたが、彼女は名乗り出ることはしなかった。

ところがこれを知ったある蘭陵金氏の女弟子が、さも自分が汁物を届けたかのようなふるまいをしたことで、金子軒はすっかり彼女が作った汁物なのだと思い込んだ。

ある時江厭離がいつものように汁物をこっそり届けると、金子軒に見つかってしまう。金子軒の問い詰めに江厭離は事実を告げたが、金子軒は信じることなく、江厭離咎めたのだった。

泣き出してしまう江厭離。そこへ魏無羨がやって来て事の顛末を知り、例の女性仙師を引きずり出させて真相を明らかにさせた。金子軒は呆然と固まり、青ざめたのだった。

 

過去 射日の征戦後 <百鳳山狩場>

多くの仙師たちが参加し、常に邪祟や妖獣が絶えない場所を一か所定め、決まった時間内に各自が得意とするやり方で獲物を争奪する巻狩(まきがり)という盛事が開催されていた。

蘭陵金氏からの熱心な誘いを断れずに、江厭離もこの場に来ていた。金夫人金子軒江厭離が二人きりになるよう仕向けたのだ。金子軒の母親、金夫人はまだ虞夫人との約束をあきらめてはいなかった。

とても気まずい雰囲気の中、金子軒江厭離が前後になって歩いてる。

たまたま近くにいた魏無羨が二人の姿を見つけ、たまたま一緒にいた藍忘機を引っ張って茂みに隠れ、様子をうかがっていた。金子軒の尊大さと自惚れに満ちた話し方を不愉快に思っていた魏無羨は、傍らで無表情にじっと金子軒を見つめている藍忘機を不思議に思い、その視線の先を辿ってみる。

魏無羨「(金子軒の奴、いつの間にか右手と右足が一緒に出てるじゃないか!?)」

 

金子軒は身勝手に話を進めていた。

金子軒「うちの狩場ならもっと珍しい獲物が見られるぞ。来月なら俺は時間があるから、君を狩場に連れて行けるよ。」

江厭離金公子、ご厚意に感謝します。ですがどうぞお構いなく」

金子軒「なぜだ?君は巻狩を見るのが好きじゃないのか?」

江厭離は小さくうなずく。

金子軒「だったら、今回はなんで来たんだ?」

江厭離は黙り込む。

金子軒「君は巻狩を見たくないだけか、それとも俺と一緒にいるのが好きじゃないということか?」

江厭離「いいえ・・・」

魏無羨にはわかっている。彼女は金子軒金夫人に強く言われて誘ってくれているだけで、彼の本心ではない事を気にかけ、無理をさせたくないのだ。

しかし金子軒は知る由もなく、人生で初めてここまで恥をかかされたことで頭がいっぱいだ。

 

離れていく二人。変異した量人蛇が江厭離に襲い掛かり、隠れていた魏無羨藍忘機が飛び出し退治する。

そこへあと少しというところで屍を獲り損なった金子勲がやってくる。魏無羨の笛の音で、ほぼ全ての屍と怨霊(獲物の三分の一にあたる)が自ら雲夢江氏の陣営に捕まりに行ったのだ。残っている獲物は妖獣と怪物類のみだが、さらに魏無羨が量人蛇まで仕留めた事に激怒している。

騒ぎに周りにいた仙師たちや(じん)夫人一行まで御剣して集まって来た。

 

金夫人 金光善の妻、金子軒の母親

 

江厭離「巻狩はただ実力のみを試される場ではないでしょうか?彼がその三分の一を独り占めしなくても、あるいは巻狩に参加すらしなかったとしても、獲れない方には結局獲れないのではないでしょうか?

阿羨が使った方法は確かに他の方とは違います。ですが彼も修練して得た実力です。他の方たちが三分の一の獲物と無縁になったからと言って、それで彼を邪道だというのは少々理不尽なのではありませんか?」

 

金光瑤はこの件を受けて巻狩場の範囲拡大の手配に着手していたが、「おそらく獲物は手配できそうにありません・・」と藍曦臣にもらす。

金光瑤「実は魏公子が三分の一の獲物を独り占めしただけでなく、妖獣の類は明玦兄上が一人でほとんど一掃してしまったのです・・・」

藍曦臣「さすが兄上だ」と思わず笑った。

 

ちらほらとしか人がいなくなったところに、江澄がやって来る。

姚宗主江宗主、お宅の魏無羨は大層な人物ですね」

江澄「それはどういう意味ですか?」

姚宗主「恐れ多くて言えません。」

江澄の耳にこそこそとした話し声も聞こえてくる。

仙師「ほぼ全ての屍と怨霊が江氏の陣営に呼び寄せられるなんてさ。きっとたくさんの仙師が江家の傘下に入りたいと思っただろうな。」

仙師「は?江家の傘下だって?結局魏無羨が目当てなだけだろう?射日の征戦だって魏無羨一人の力のおかげで雲夢江氏がその名を轟かせただけじゃないか」

 

この後の金子軒江厭離は・・エンディングのあとに続く。

 

 

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