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アニメ【魔道祖師】用語・補足説明その24<完結編第一話>

アニメ魔道祖師

用語・補足説明

アニメ『魔道祖師』のエピソードごとに
人物紹介・用語説明・補足説明などを
小説等より引用して記載しています。
 

【魔道祖師】

完結編<第一話>霜花の印

 

【義城(ぎじょう)

『義城』の『城』とは、城壁で囲まれた区域で町のことを指す。

義城に住んでいる人は病死か不慮の死を遂げるかで6~7割が短命なため、必然的に町には死体を安置する義荘(ぎそう)(遺体を一時的に安置する場所)が多い。地元の名産が棺や紙銭(しせん)(副葬品で紙幣を模したもの)、紙人形(副葬品。紙で作られた等身大の人形)などの葬儀用品であったため、義城という名前になった。

 

【蜀(しょく)の東】

藍忘機「行こう。この地を守る仙門世家へ」

魏無羨「そこへ行ってどうする!? 何か知ってたとしても自分たちで解決出来なかったことが恥ずかしくて言えないか、もしくは他人に手出しされたくないから教えてなんてくれないよ。むしろ何か聞き出せる方が怪しいって」

 

「猫の事件」

金凌藍思追たちは、それぞれ夜狩に出た先の宿に猫の死骸が置かれることが連日続いたため、調べ始めると櫟陽(れきよう)に辿り着き、そこで皆に会った。同じように猫の死骸を追っていたので、一緒に行動し、櫟陽では元常氏の屋敷であった墓地に、それから義城へと猫の死骸を追ってきていた。

どう考えても、何も知らない少年たちを魏無羨たちと合流させるために誰かが裏で糸を引いているとしか思えない。

魏無羨「(こいつらを危険な場所に誘導して、凶屍と対峙させる・・これって莫家荘の事件と全く同じ手口じゃないか?)」

 

「屍ではない。剣で一突きだ。」

義城の民が剣で殺されていた。死体には懐蒼山と同様、霜華剣のあと、霜花の印があった。暁星塵によって殺されたことを示唆する。

 

【櫟陽常氏(れきようチャンし)の一門皆殺し事件】

櫟陽を管轄していた仙門世家、櫟陽常氏の一門が十数年前に惨殺された。恐怖のあまり命を落としたらしい。当時の宗主である常萍(チャンピン)は数名で夜狩に出かけていたため免れた。暁星塵は自ら事件の調査を引き受け、一か月後犯人を突き止める。

犯人は夒州(きしゅう)のごろつき薛洋(シュエヤン)常萍の父親で前宗主常慈安チャンツーアン)への恨みからの凶行のようで、常氏の屋敷の防御陣を破り、残虐な屍を中へ大量に引き入れたらしい。

 

薛洋(シュエヤン) 

親がなく、幼い頃から路頭をさ迷って暮らしていた。

あどけない笑顔の裏に残忍な心を隠し、その非道さは夒州で名が知れ渡っていた。

 

ちょうど金鱗台で清談会が開かれていたため、暁星塵薛洋をそこへ連行し、全ての証拠を提出して彼の処罰を要求したが、蘭陵金氏だけが処罰に強く反対した。百家の前で薛洋を始末すると約束したにもかかわらず、地下牢に閉じ込めて勝手に終身刑に変えた。

その後常萍がすべての証言を覆して「常家の事件は薛洋と一切関係がない」と公言したため、薛洋は世に放たれた。

 

薛洋は解放されると、暁星塵の友人の両目を失明させた。しかし証拠がなく、どうすることも出来なかった。その後金光善が他界、金光瑤が蘭陵金氏の宗主になると、新しい仙督としての気勢を見せるため、薛洋始末した

常萍が両目をくり抜かれ、殺されたのはその後であり、凶器は暁星塵の剣、霜華だった。

 

【魏無羨が操れない屍】

陰虎符に支配されているということ。仙剣や通常の術は通用しない。

既に陰虎符に操られている屍は、魏無羨の命令に従うことはない。

同様に一度魏無羨服従した屍は、陰虎符に操られることはない。

 

【常萍の問霊】

蘭陵金氏が世間の非難をものともせずに天下の敵薛洋の肩をもったのは、薛洋

 蘭陵金氏の客卿(門外の門弟)であった事

 陰虎符の欠けた半分を作り出すことが出来た

からだ。薛洋が常氏を滅ぼしたのは復讐のためだけでなく、実験に使い、復元した陰虎符の威力を確かめるためだったかもしれない。

 

暁星塵や当時の清河聶氏宗主聶明玦は、当時の金氏宗主金光善を激しく非難した。しかし間もなくして聶明玦は乱心して命を落とした。金氏は陰虎符を復元したかったため、常萍に圧力をかけて証言を覆させ、薛洋を解放したのだった。

 

薛洋は宣言通りに報復を始めた。しかし暁星塵本人を標的にしたのではなく、暁星塵の友人宋子琛の両目を毒の粉で失明させ、白雪観の人々を皆殺しにした。

宋子琛はその時助けに来た暁星塵に向かって「もう二度と会うこともない」と怒りを向けた。暁星塵抱山散人に懇願し、自らの両目をくり抜き、自分のせいで宋子琛が失った両目を彼に返した。暁星塵はそのまま姿をくらまし、宋子琛暁星塵を探す旅に出た。

 

暁星塵は11年前に失踪したまま。招魂を試したが成果はなかった。

つまり生きているか、魂まで消滅したかのどちらかだ

 

魏無羨「本来彼と無関係だったはずの事件のせいで、そんな結末を迎えたなんて、あんまりだな・・」

 

師叔(ししゅく)・・師匠の弟弟子に対する敬称で、暁星塵魏無羨の師叔にあたる。

 

宋子琛(ソン・ズーチェン)

宋嵐(ソン・ラン) 字 子琛(ズーチェン)

白雪観(はくせつかん)道長

 

道長(どうちょう)・・道士に対する尊称。道士とは仙人を目指して修行している人。

 

【なぜ藍忘機は関わっていないのか】

魏無羨は疑問に思った。藍忘機は当時から蘭陵金氏のあくどいやり方に対してもはっきり意見することをはばからなかったし、金氏の清談会にはほとんど参加せず、彼らと極力関わろうとしない。なのになぜこれほどまでに非道な虐殺事件に関わっていなかったのか。彼が見て見ぬふりするとは考えられない。

ふと、ある記憶が脳裏をよぎる。藍忘機の体にあった、あの戒鞭の痕だ。たった一度打たれただけでも致命傷なのに、あれほどの回数打たれたとなると、大きな過ちを犯したとしか思えない。きっと数年は謹慎を命じられ、外出も禁じられたであろう。おそらく事件が起きた数年は、ちょうどそんな時期か、あるいは傷を癒していた時期だったのかもしれない。しかし魏無羨は直接本人に聞くことが出来なかった。

 

「この義城で、誰かが陰虎符を使っている」

『陰虎符は魏無羨が自ら破壊した』

陰虎符は魏無羨が生前に生み出した法器。主を選ばず、陰虎符を持っているだけで誰でも悪鬼凶霊に命令し、従わせることが出来る。陰虎符の威力は魏無羨が考えていたよりも遥かに強大で恐ろしいものだった。『過ち』を作り上げてしまったと気づいた魏無羨はこれを破壊しようと考えた。ただ壊すにもかなりの気力と体力、時間を有する。半分は破壊出来たものの、乱葬崗掃討が始まり彼自身にもどうすることも出来なくなった。だが、半欠けの陰虎符など、ただの鉄くずに過ぎない。

 

 

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