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アニメ【魔道祖師】用語・補足説明その27<完結編第四話>

アニメ魔道祖師

用語・補足説明

アニメ『魔道祖師』のエピソードごとに
人物紹介・用語説明・補足説明などを
小説等より引用して記載しています。
 

【魔道祖師】

完結編<第四話>酒に酔いて

 

清風明月(せいふうめいげつ)清らかな風と澄んだ月ような高潔さを持つ暁星塵

傲雪凌霜(ごうせつりょうそう)厳しい冬の寒さにも屈しない強靭な精神を持つ宋子琛

 

藍忘機いつか再会できるだろう。山や川が出会うように

山から流れ去りゆく川の水は、いずれ蒸発して雲となり、雨となって山へと降り注ぎ、川となって再び山を流れる。

 

【義城で見つけた屍】

屍は『鬼腕』の右腕と胴体であった。頭と脚は常慈安のものと推測される。『鬼腕』の切断と懐蒼山での人体実験は薛洋によるもの。刺客は薛洋だけを連れて行き、屍には見向きもしなかった。薛洋が自らの身を守るために、『鬼腕』の右腕と胴体の在りかは明かしていなかったのだろう。

 

【花を渡す魏無羨 受け取る藍忘機】

容姿端麗な男女に出会った時、花を渡す(投げる)ことで愛慕(あいぼ)の意思を表すことは古くからの習わしである。

 

過去 百鳳山での巻狩にて>

姑蘇藍氏の双璧が入場すると、観猟台から花の雨が降り注いだ。慣れきっている藍氏の公子たちは動じることなく会釈を返すだけでそのまま前に進み続ける。ふいに藍忘機が背後から投げつけられた一輪の花を受け止める。

藍忘機魏嬰

魏無羨「なに?含光君、呼んだ?何か用?」

藍忘機「君か」受け止めた花を持ち上げて見せる。

魏無羨「俺じゃないよ」

江澄「お前まで一緒になって投げてどうするんだ?」

魏無羨「あいつは綺麗だし、別に俺が投げたっていいだろう?」

 

過去 巻狩の2か月後、雲夢にて>

藍忘機が雲夢を歩いていると少女が数人すれ違いざまに花を投げつけてくる。耳際の髪にも花が引っかけられた。一抱えにもなった花に無表情のまま立ち尽くす藍忘機

魏無羨含光君、奇遇だな!」

藍忘機「君か」

魏無羨「俺だよ!こんなくだらないことをやりそうな奴なんて俺しかいないだろ」

魏無羨は楼閣で先ほど花を投げてきた少女たちに囲まれて酒を飲んでいた。

魏無羨「一杯どうだ?」

藍忘機は楼閣に上がり、「君の花だ」と卓の上に置く。

魏無羨「遠慮するな、お前に贈ったんだから」

藍忘機「なぜ花を?」

魏無羨「別に。ただお前がどう反応するのかなって」

藍忘機「くだらない」

魏無羨「せっかく雲夢に来たのに、ここの美味い酒を味わわないのか?やっぱり天子笑には敵わないけどな。いつかまた姑蘇に行く機会があったら、絶対に八個でも十個でも買ってどこかに隠して、満足するまで目いっぱい飲んでやるんだ。

藍忘機「・・人ならざるモノたちと、一日中一緒にいるべきではない」

魏無羨のまわりではしゃいでいた少女たちの顔から笑みが消える。

藍忘機魏嬰、やはり私と一緒に姑蘇へ帰ろう」

魏無羨「・・その言葉を聞くのは久しぶりだな。射日の征戦も終わったし、とっくに諦めたんだと思ってた」

     

 

【一直線上に置かれていた猫の死骸の例外】

<雲夢雲萍(うんへい)城 観音廟(かんのんびょう)

町中に廟があるのは珍しい。元は妓楼(ぎろう)遊郭)だったらしい。ある大物が観音廟を建てたという。

 

店の一階で磁器が割れる。

藍景儀「そんなに怒ることか?思追はただ鬼道を修練する人が薛洋みたいな奴ばかりとは限らないと言っただけだ。」

藍思追「今回義城に来るまでは、櫟陽常氏の常萍は、暁星塵道長が報復のために殺したとほとんどの人が断言していました。ですが事実はどうでした?」

金凌常萍暁星塵道長に殺されたかどうかは、誰も見た者がいなかったじゃないか。皆ただ憶測で話していただけで、そんなのが断言って言えるか?でも魏嬰温寧が引き起こした、窮奇道の奇襲と血の不夜天の二つの戦いはどれだけ多くの命が奪われたか、数えきれないほどの人が目撃したのは紛れもない事実だ!」

 

「含光君、酔ってるだろう?」

藍忘機「酔ってない」

酔っている人間は、決して自分からは認めないものだ。だが温寧を突き飛ばした一撃は、音の割に威力はあまりない。履物は左右逆。魏無羨が立てた2本の指を左右の手で真剣に握りしめる、藍忘機の手から避塵が哀れにも地面に落ちてしまった。魏無羨は絶句する。

大概の人は酔ってから寝るものなのに、藍忘機は逆に寝てから酔うらしい。しかも彼は酔っていても普段となんら変わらないので、それを判断するのがとても難しい。彼のように表情も全く変わらないまま、こんな奇妙な行動をする者は初めて見た。

 

藍忘機「冥銭がいいのか?冥銭は亡者のもの。必要ない。

 

 

観音廟には怨念を抑える陣が敷かれていた。

どうやら猫の死体で導いた者はこれを知っていて、陣の中心を突き止めたかったらしい。

 

魏無羨「陣を敷いたのも達人。一日二日で推測できるものじゃない」

 



 

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