残次品~放逐星空
(ざんじひん~ほうちくせいくう)
用語・補足説明

<エピソード10> 四哥と独眼鷹
独眼鷹「星系内にいる勢力を全部 吐け」
『光栄(クワンロン)団』
001「白銀要塞を直接攻撃した。域外に逃亡した小集団のほとんどはこの組織に加わった。栄光団は首都星を占拠し、暫定政府を樹立して、数年間は連盟軍と激しい戦いを繰り広げる計画だと聞いている。」
『反烏托邦(ディストピア)協会』
林静恒「すでに潰された組織だ」
反烏托邦協会は地球時代の終わりに誕生した。その主な目的は人々に自然への回帰を促し、ますます強力になるテクノロジーに命を奪われないようにすることだ。
安全で無害な存在であったが徐々に反テクノロジーの過激派に占拠され始め、正式に『カルト組織』と認定された。
連盟が八つの星系を統一した時に、反烏托邦協会を完全に消滅させていた。
001「凱菜親王は第八星系から追放された後、この組織に加わっている。」
001「反烏托協会は、おそらく現在のこの状況を利用しているのだろう。白銀要塞を失った首都星は、もはや自国のことで精一杯で、他の星系に気を配る余裕などない。」
『自由(ズーヨウ)軍団』
001「俺たちは今も主力は域外に留まり、一切関与していない。俺は皆を招待するよう命じられた。心から協力を願ってのことだ。皆、良い暮らしを望んでいる・・・」
独眼鷹「多くの人をチップ中毒にして怪物に変えようとしていることがか?」
林静恒「おまえは敵どころか仲間さえも救わず、宇宙ステーションを丸ごと爆破した。そんな奴がまともな人生を送りたいとは思えない。」

独眼鷹「湛盧で人気取りか?恥知らずめ」
これまで、湛盧の精神網に入ることを許された者は、湛盧二人の主を除いて誰もいない。
連盟軍の伝説の機甲湛盧の精神網は、小型機甲の単純で粗雑な精神網とは異なり、人工知能を備えた思いやりのある乳母のようで、また信じられないほど広大だ。彼は素早く各人の精神力レベルを評価し、ほとんどの情報の流れを自動的に遮断した。
精神網に包まれると、あたかも自分が広大な海の中の塵のような、小さな蟻であるかのような、あるいは無限の領域で唯一の真の神になったかのような特別な感覚が生じる。限りない孤独、だが限りない自由でもある。
林静恒「機甲を恐れるな。精神網に抵抗するな。機甲は味方だ、敵ではない」

臭大姐(チョウダージエ) 本名スペンサー
第八星系自衛隊宇宙基地ボス
代々恒星間密輸と闇取引を営んでいる。
普段は機甲など使わないはずだが、突然大量に仕入れたようだ。
<エピソード10> 砂 漠

陸必行「来て」
陸必行「(彼は僕に対して態度が違う。)」
林静恒「取捨選択を教えてやれ。」
林静恒「人間は『役に立つ』か『役に立たない』かの二つにしか分けられない。すべてにおいて完璧な解決策を見つけようとするのではなく、選択の仕方を教えるべきだ。」
独眼鷹「林静恒なら宇宙基地は拠点ではなく おとりに使う」
独眼鷹「たとえ第一星系の首都星であっても、あの上将は必要とあらば躊躇なく放棄するだろう。奴にとって戦争はチェスゲームのようなもので、犠牲者はただの数字だ。」

独眼鷹「林静恒は冷酷非道な人間さ」
独眼鷹「奴は自分の身を守りたかったんだ。何しろ奴は名家の出身で、最高の軍校烏蘭(ウラン)学院を卒業したんだ、それも当然だ。後に奴は軍に入り、連盟に仕えた。
独眼鷹「俺が林静恒を憎む理由が分かったか?」
陸必行「知らない人についてはさておき、林とは北塔星でかなり親しかったから、ある程度のことは理解している。陸老が話していることは間接情報だ。論理的に言えば、その情報は必ずしも僕の観察より正確とは限らない。」
陸必行「地下航路図を復元できるかが――僕らの生死を分ける」
陸必行「(彼は航路図を完成させるために探索に出た。)僕は林を信じてる」
湛盧「引力の影響でソド星の方向に加速中」
彼らは未踏の領域を横断していた。第八星系の端ではあるが、まだ連盟領内だった。しかし地下航路の地図には安全な航路の座標しか記されておらず、そこから外れた場合に何が起こるか、何に遭遇するか、さらには最大ワープ距離さえも記されていなかった。そのため、地下航路を探すには自ら探索するしかない。
『砂漠』
巨大惑星ソド星の近くにあり、数百万個もの小さな微惑星で構成されている。一般的な小惑星帯とは異なり、砂漠帯はその独特の天文条件のために非常に危険な場所で、『死の砂漠』としても知られている。
湛盧「未知のワープ地点を検知」

臭大姐に拾われた孤児 サタデー
サタデー「すべてを運命に委ねて生きる意味なんてない。たとえ死んでも、それは自分の責任だ。運命のせいにはしない」