なおしかリラックス

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アニメ【烈火澆愁】その15<二人の『ハートポーズ』なシーン集>

【烈火澆愁】(れっかぎょうしゅう)

二人の『ハートポーズ』なシーン・集

 

注)ネタバレあります。原作小説を参照していますが、日本語翻訳版は出ていないため、中国語版の独自翻訳による独自解釈となり、著者様の意に沿ったものではない可能性があります。あくまで参考としてご覧ください。

 

離後 璣の悪夢

 ~大晦日の雪の夜に奪った偽りの親密さ

夢の中で宣璣は炎のような色のローブを着ていた。

まるで制御不能な操り人形のようで、足はひとりでに動き出し、裸足で冷たい石板の上を歩いて宮殿のような古びた建物へと入って行った。

警備員らしき男がこちらを見たが、全く気づいていないようだった。

さらに奥へ進むと寝室があった。こんなに大きな宮殿なのに、召使は一人もいない。辺りはひどく寂しく不気味なほどだった。

『宣璣』はベッドサイドまで歩み寄ると、紗のカーテンをすり抜けた。そして静かに中の人物を見つめた。その人物は仰向けに寝ていた。眠っているにもかかわらず、不安そうにひそめた眉には敵意さえも漂っていた。

宣璣は衝撃を受けた。寝室の持ち主は盛霊淵・・盛瀟だった!

 

 

よろめきながらベッドにどさりと座り込んだ。寝室の主との距離は指二本にも満たないが、ベッドはへこまず、ベッドの上の盛霊淵も何の反応もしない。

まるで幽霊のように、他者の目には見えず、重さもないようだった。

その時、『宣璣の』口はため息をつき、ささやいた。

「今日でお別れだ。」

宣璣は『自分の』腕が勝手に上がり、燃えるような赤いローブの下から震える手が現れたことに気づいた。その手は長い間宙に浮いていたが、やがて優しく盛霊淵の頬に落ち、その怯えた顔を丁寧に撫でた。

宣璣の全身に鳥肌が立った。盛霊淵は死んだように眠ったまま、触られても全く反応しなかった。

宣璣は恥ずかしさのあまり必死に手を引っ込めようとしたが、言うことを聞かなかった。手が戻らないどころか、全身が前に傾むいてしまった。

待て!!何してるんだ?何してるんだ?!

「霊淵・・・」

舌先に出てきた言葉を優しく押し付け、そして敬虔に・・・その指で、陛下の乾いた青白い唇を撫でた。

宣璣の脳天はその場で百回以上も爆発し、吹き飛ばされた。

 

れは命救助

 ~それは海中からの救出

宣璣の泡の中の酸素は既に彼自身によって燃やされ、爆発で泡は粉々に砕け散った。激しい水流が胸を直撃し、宣璣の目の前は真っ暗になった。

誰かが彼の肩を掴み、無理やり頭を回した。宣璣は朦朧とする意識の中、盛霊淵の顔を見たような気がした。

 盛霊淵は海の中から『生きた鳥』を釣り上げたのだ。

宣璣に意識があるのかは不明だが、盛霊淵に触れるとすぐに彼をしっかりと掴んだ。

盛霊淵「蟹なのか?」

同時に、宣璣の口と鼻から大きな泡が噴き出した。盛霊淵は宣璣が海面まで到達できないだろうと眉をひそめた。

赤淵の最後の火守人が海で溺死したら、とても面白いだろう。

盛霊淵は宣璣の顎をひねり、嫌悪感を抱きながら思った。「チッ、しょっぱいな」

彼は宣璣の唇と歯を無理やり引き離そうとしたが、宣璣の歯は触れた途端に緩んだ。

彼の揺るぎない信頼を感じ取り、盛霊淵はふと奇妙な感覚を覚えた。

 

 ~それは海底からの引き上げ

宣璣は翼を広げ、海底の『棺桶』で眠っていた盛霊淵を抱きしめると、彼の鼻をつまんで口を覆い、海上へ向かって突き進んだ。

宣璣は一時的な措置であり、あまり深く考えるべきではないと分かっていたが、どうしても考えずにはいられなかった。

盛霊淵の唇は石のように冷たかったが、体にはわずかに温かさが残っており、それがとても貴重に感じられた。宣璣は思わず両手を握りしめた。恍惚と、数千年来の念願が叶ったような幻想にとらわれ、たとえ今死んでも後悔はしないだろうと思った。

宣璣は自分の心が徐々に抵抗を諦め、無限の海の底へと沈んでいくのを感じた。

盛霊淵はまるで強い麻薬のようだ。それを重々承知で、うっかり一口食べてしまった。

 

居生活の始まり

 ~初?『大切な場所』への訪れ

宣璣は盛霊淵を車に乗せて連れ帰り、不安と期待を胸に家に招き入れた。

彼は出かける前に下着を全部片付けたか、食器を洗ったか、など頭を悩ませた。緊張でブレーキとアクセルの区別がつかなくなるほどで、さらには駐車技術をも失い、どんなに頑張ってもバックで駐車スペースに入らない。結局、『特殊能力』を使ってこっそりと車を押し込んだ。

盛霊淵「散らかってはいない。だがこんなに狭い家でどうやって飛ぶんだ?」

盛霊淵「おまえの一族は俗世に執着しすぎて、修行さえ怠っていた。どうしてそうなったんだ?人間界に財産を残さなかったのか?」

宣璣は思わず涙した。

盛霊淵「しかも、おまえは人間界に10年以上もいたのでは?」

そして心臓は矢に貫かれた。

盛霊淵「私はそなたの大切な場所を訪れるのは初めてだが、何も持っていないので歓迎の贈り物をあげよう。」

盛霊淵は背後から宣璣の手を握り、耳元で囁いた。

瞬く間に、宣璣の60平方メートルにも満たない小さな二部屋アパートは何倍にも拡張された。

 

の中の魔の促し

 ~互いを認識した後の戸惑いの中で

爆発は一瞬で起きた。誰も光速から逃れられず、誰も動けなかった。

盛霊淵を除いて。

3歩先にいた盛霊淵はためらうことなく宣璣を抱きしめ、火の前に立ちはだかった。

 宣璣は盛霊淵をストレッチャーに乗せた。

「霊淵、痛いよ」意識の海が修復されるのを待っていた盛霊淵はその声に遮られ、宣璣の右手をぎゅっと握っていることに気づいた。

『気絶』した後も、彼は手を離さなかったのだ。

この子は、人前では『陛下』と呼んでいるのに、陰では『霊淵』と呼び続け、まるで自分が不当に扱われたかのようにぶつぶつ独り言を言っている。

「しばらく我慢しろ」と、意識の海の底で盛霊淵は微笑みながら静かに答えた。「どれだけ痛いんだ、この甘やかされた子どもが」

 宣璣は必死に理性を働かせようと自問自答を繰り返したが、ついに心の中の悪魔の声に促された。「試してみるか?」

宣璣は盛霊淵に少しずつ近づいた。冷たく柔らかな感触を感じた瞬間、まるで流星のように一つの考えが脳裏をよぎった。

目を覚まして刺してみろ。殴ったり、睨みつけたり・・・

 盛霊淵は愕然とした。

ようやく集めた意識の海は津波に襲われ、その場で散り散りになりそうだった。

 

んなにも近いのに、んなにも難しい』

 ~盛霊淵はわざと距離を置いている

宣璣は激怒した魔王を背後から抱きしめるほど大胆になった。

必死に抵抗する盛霊淵の顎を無理やりひねった。

宣璣「俺はただ死ぬだけだ!」

宣璣は燃えるように熱くなった唇で陛下の叱責を受け止めた。

盛霊淵は無意識に歯を食いしばったが、宣璣が自分の舌を切り、血の臭いが漂った。陛下は突然のことにひどく驚き、二人は血に触れてはいけないことさえ忘れてしまった。

宣璣「聞こえた・・・全部読み終えた」

 

年は一に過ごそう」

 ~密かに立ち去った盛霊淵を難なく見つけ出し

宣璣はワインの瓶を開けてテーブルに置いた。

盛霊淵は驚いて無意識に手でグラスを覆った。彼はあの時以来二度と酒に手をつけなくなり、その匂いにも耐えられなくなっていた。

宣璣「飲むか?」

盛霊淵はしばらく彼を見て、ゆっくりと手を離した。酒どころか、たとえ小璣がヒ素を注いだとしても、彼はそれを一気に飲み干してしまうだろう。

盛霊淵「・・・朱鳥骨封印を強化し、赤淵を再び封印しなければならない。私は長くこの世界に留まることはできない。」

宣璣はもう我慢できなかった。「俺は『全体像』や『細部』について尋ねたのではなく、ただあなた自身に尋ねたいだけだ」

「陛下」宣璣は彼の目をじっと見つめた。「気分を害してもよろしいでしょうか?」

宣璣は、まだ半分以上残っていた50度数超えの酒を一気に飲み干し、前に倒れ込みながら、独り言を言い続けた。「たとえ一日だけでも・・一時間だけでも・・・」

宣璣の目がぼやけて世界が回転し、狭いリビングは突然広がり、・・・

兀族の族長の中庭にあった木が現れた。梨の木の下で、盛霊淵の長く乱れた髪が無数の絡まりとなって宣璣の体に垂れ下がった。

しかし、盛霊淵は本能的に何かがおかしいと感じ、唖然とした。

宣璣「陛下、あなたの心はまだ俺と共にあることをお忘れか?」

盛霊淵は気を失い、周囲の丘陵と木々は消え去った。

 

霊のために作られた

 ~とても甘かったので、宣璣の心は傷ついた。

宣璣は盛霊淵の幻影の中で、彼の長い髪が前後十二の房飾りのついた冠で結われているのを見た。盛霊淵は重厚な皇帝の衣装をまとい、荘厳ささえ漂っていた。宣璣自身の衣服も重苦しかった。宮殿の提灯は明るすぎて目を開けることができなかった。

盛霊淵に引きずられて宣璣の頭は真っ白になり、まるで麻痺したようによろめきながら、静かな寝室へと辿り着いた。

寝室は赤い蝋燭の灯りで埋め尽くされていた。

盛霊淵「これは天に逆らう魔体、天地の許しがたいものです。四方の神々は来なくても結構です。さて、これから南明一族の当主は・・・」

彼が『とんでもない言葉』を言い終える前に、宣璣は彼を紗のカーテンの中に押し込んだ。白い玉飾りが互いにぶつかり合い、砕けた氷のようにベッドと枕の上に散らばった。

 

機はぎ去った

 ~盛霊淵がやっと眠りから目覚めた

衰弱していた盛霊淵は車椅子生活だった。

 宣璣はまた一方的に腹を立て、書斎に閉じこもった。しかし、ここでの生活が霊淵にとって全く馴染みのないものだということを突然悟った宣璣は、急に胸が締め付けられ、寝室に忍び込んで彼の様子を見に行った。盛霊淵の眉間はわずかに皺が寄っていて・・・それは数え切れないほどの孤独な夜を過ごしていたあの顔だった。

宣璣は何も言わずに立ち去ろうとしたが、盛霊淵に掴まれた。

「小璣」盛霊淵は彼を幻影の中で追い詰めすぎたので、この機会に赤ちゃんをなだめにかかった。

その時「霊淵、聞きたいことがあるんだ。」宣璣は突然言った。

宣璣「立ち上がることさえできないほど衰弱しているのではないのか?目を開けた途端、どうしてこんなにたくさんの家具を壊してしまったんだ?」

盛霊淵「・・・・」

宣璣「死んだふりしてたんだ」

宣璣「病気のふりしたり、足が不自由なふりしたり、何度も俺を騙してたんだ」

宣璣は歯を食いしばって険しい笑みを浮かべながら言った。

「陛下、すっかり元気を取り戻されたようですね。そろそろお会計を済ませましょうか?」

 「幻影とは違う」宣璣はつぶやいた。「幻影は全く現実的じゃないんだ」

盛霊淵の少し赤い目に残っていた涙を見て窒息しそうになり、宣璣は言いたかった言葉の数々を忘れてしまった。

幻影の中はまるで甘露のようだった。飲めば肺は爽快になり、心は安らぐ。

しかし実際に見て触れることができる盛霊淵は全く違う。真の盛霊淵は塩を加えた水のようなもので、飲めば飲むほど喉が渇く。

 

璣の秘密の

 ~観察対象:著名な盛氏

『人生で恋人とすべき50のこと』

『盛氏の観察ノート』

途中まで読み進めた盛霊淵は、ある言葉に突き刺された。

彼は慌てて目をそらし、しばらく目を伏せてからため息をつき、文書を閉じて再びファイルを隠した。

まだ数百もの記事が残っていたが、盛霊淵にはこれ以上読む勇気がない。

この感謝の言葉はあまりにも辛くて

飲み込むのに時間がかかりそうだった。

 

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